
まべ「散歩に行きましょうよ」
まべは朝から、そわそわ。
今日は曇りで涼しい。
まべにはちょうどいい天気だね。行きましょうか。
外に出すと、今日のまべは、くんくんが止まらない。
まべ警部の登場だ。
まべ警部「今日は久しぶりに、寄ってやるか。」

まべ警部「この前忘れた、花でも持って行ってやるか。」

まべはお花を熱心に物色。
まべ警部「いい匂いで、これもいいな」

まべ警部「もっと他にも探してみよう」



まべ警部「あじさいか。シックでいい色だな。」

まべ警部「他にももっと見てみよう」

まべ警部「いい花だけど、ちょっとキザに思われるかもな」

この季節、いろんな花が咲きだした。
まべ警部「こっちのは、小さくて、可憐だな。」

まべ警部「よし、これにするか」

ここからのまべ警部は速かった!
ささささー

上って

そして下る

そして、花を挿し、まべ警部が向かった先は・・・

蓮の花咲く、

カルガモ親子のいる池。

あれ?
・・・いない。
親子はいなかった。
きっと、引っ越ししたんだ。

まべ、
きっと、また、会えるから、
さびしくないよ。
カルガモさんたちが新しい住まいで、元気で幸せに暮らしていますように。
そして、子供たちがみんな、元気に巣立ちますように。
今はそれを願って、
また、来年、会いに来よう。