マーベリックの元気さは、歯止めがきかない。
散歩愛が強すぎて、散歩前、暴れる。
ところが、今朝はめずらしくおとなしく、いつもみたいにがうがう襲ってこない。その代りに、寄り添って、手をぺろり。
あれ、まべ、やさしくなった?
・・・と、こちらが油断してそのまま寝ていたら、そのうち、
トン!トン!
頭をトン!
前足で、トン!
頭をトン!トントントン!
なんで、頭?痛いって。
いつもより控えめなのはわかるんだけど、
惜しいんだよね、まべ。
その後も、まべはおとなしかった。
まべ「散歩に行きましょうよ」
いつもよりやさしげに、足もとに寄り添ってくる。

おとなしくしてるなあ、今日はいいこだな、と思った次の瞬間、目がおかしくなって・・・

ドスン!体当たり。
まべ「散歩に・・・行きますよ!」

まべ「僕は散歩にいきたいのです」ちろっ
今日はこれでも、まべにとっては実に控えめな主張。

で、いざ散歩にいくよとなると、なぜか逃げ回る。



まべ「やだああああ!」

まべが行きたい散歩なのに、この画はおかしいでしょ、まべ。
では、いつものように、出かけましょう!!

今日はうれしいことがあった。
おととい出会ったボストンテリアの男の子にまた会えたのだ。
こんにちは!
また会えましたね!

おとなしくて、とてもかしこそうですね。
と思ったのもつかの間、まべのゴングが鳴り響く!

がっ!まべが立ち上がる!

まべ「あそぼう、あそぼう、あそびましょう!」

あひゃひゃひゃひゃ

熱烈すぎて、ごめんなさいね。
まべ、まべは、もうちょっと横からとか、少しずつ近づいたら、きっともっと仲良くなれると思うよ。
ボストンくんとお別れしてから、またまべと歩き始める。
ほら、まべ、アザミの花だよ。お花の匂いで、気持ちをお静め・・・


踏んだ?
まべ、これからの「やさしさ」の話をしよう

まべ「フレブル大学のマベケルサンデル教授のブヒ熱教室の、あれですね!」
マベケルサンデル?
まべ、自分が講義する気なの?
まべの話は万人にやさしくないから、マベケル教授はお引きとりください。
代わりに私がお話ししますよ。

あ、忍法、ミノムシ残しだ!
まべ、聞く気ないな。