今日の物語の始まりは、ここ

数日前よりも、ずっと緑が濃くなってきている。

まべは、武者震い
むだに勇ましいけど


一歩踏み出せば、春爛漫
まべも、武装を解いて、春のにおいを楽しんでいるみたい




アザミにはタテハチョウ。
ほかにも、東日本では見かけたことのないような、大きなシジミチョウ(ムラサキツバメというのかな)や、モンシロチョウやモンキチョウが、たくさん飛んでいた。

少し進むと、田んぼにれんげが満開。

れんげは、花の時期が終わると、そのまま田んぼにすき込んで、稲の肥料にするらしい。
そういえば、「れんげ米」というお米があるけれど、春、こんなにきれいな田んぼで育ったお米なんだね。

まべ「遅いですよ!先に進みますよ!」

これは、レンコン畑。
見て!足跡!

レンコン畑の表面に、小さな獣の足あとがついていた。
この辺にいそうな、イノシシや、イタチのものではない。
もしかしたら、アライグマのかな。

くんくんくんくん・・・
にわかに、くんくんが多くなったけど、
また歩き出す


まべが通ると、それまで畑にいた、頭がほんのりオレンジ色の小型のサギたちが、ぱあっと飛び立ち、遠くのビニールハウスの屋根に並ぶ。
横の林からはウグイスの、のどかな声
頭上高くからは、ひばりの、強く規則正しくて撃たれるような声
他にもいい声でさえずる鳥の声でいっぱい。
もう、ツバメも見るようになったね。

写真ではよくわからないけれど、れんげ畑の中に、サギが2匹ひそんでた

すっかり戦闘モードを取り下げたまべは
しっかりヤギにも挨拶できた

帰りに、朝獲れの、セリとイタリアンパセリを買ってきた。


まべは、野菜が好き
とくにセロリが大好きなので、セリにも興味しんしん。
まべ「ぱくりといかせていただきますよ!」

今日は、セリごはんを作りますよ。
多めのセリと、塩だけで、ぜいたくな、春の味。
まべには、よく湯がいたものを少し、おすそわけします。

おとなの味だったね。