生まれ変わりかも・・・まべとごいしに思うこと



ごいしがマーベリックのもとに駆け寄って、
マーベリックに頭をこつん
マーベリックも立ち上がって、ふんふん
これがふたりの遊びの合図です。
じゃれあって噛みついたり、パンチしたり
でも、絶妙の力加減で、けがをしないようにお互い気遣い合って。
窓の外には冷たい風が吹いています
空は白い曇り空
マーベリックとごいしが遊ぶ姿が、シータとロンに見えてきます。
昔、シータとロンという、2匹のフェレットを飼っていました。
シータを飼ってしばらくしてからロンがやってきて、ロンは病気でした。
でも元気いっぱいで、いつも先輩のシータに遊びを仕掛けていました。
そうした状況も、今こうして遊んでいる姿も、あの時のふたりにそっくりなんです。
飼っていた子は、またその飼い主さんのところに生まれ変わって戻ってくる
誰かが言っていてそんな言葉がよみがえってきます。
ごいしはマーベリックのお散歩中に道端にうずくまっていて
普段は猫が苦手なマーベリックなのに、
あのときは、本当に、心配そうにごいしを見つめていました
そのしぐさは、まるでごいしがここにくることが必然かのようでした。
白い雲の立ち込めた昼下がり、さまざまなものの境界がにじんでいきます。
今も私耳の中には、大切なシータとロン、ふたりの息遣いが残っています。
きっとまた会える、そう信じたあの日。
ひだまりに追いかけあってひるねした おもかげが今日も降り積もっていく
ロンドは続いていきます


