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散歩/Walking with Mave 病院/Animal Hospital 随想/essay

改めて命を思う

梅雨の分厚い雲のちょっとした合間に現れた太陽☀️

マーベリックも久しぶりのお日様が気持ちよさそう。

今はこんな涼しい顔してるけど、マーベリックは昨日の夜、ちょっと目を離した隙に、どこから落ちたのかわからない割り箸をガジガジしちゃってたんです。びっくりして病院に駆け込んで、レントゲン撮ってもらったんですよね、おまべさん。

レントゲンには何も写らなかった。そのため、内視鏡で胃の中をみるという選択肢もあったが、麻酔を使わないといけないということもあり、ひとまず注意深く経過観察することに決めた。

家に帰ってきてから、おまべは、小さい箸の先端と、かみかみにされた木の繊維を吐き出した。ほぼすべて出た。幸いにも、割り箸を噛んでから飲み込んでいたようだった。

出てよかったけど、でもおまべ、おなか、のどが、ちくちくしたでしょう?

と言ってるそばから

あっと思う間も無く、ツツジを口にしようとする。

すぐに撤収。

今回の割り箸事件、かかりつけの獣医さんから、誤飲についてのいろいろなお話を聴いた。どこかでなくしたと思ってたボールが、一年後に飼っていたわんちゃんのお腹から出てきたというアメリカの事例や、最近、箸を飲み込んだサモエドが一週間後にちゃんと?から排出できた話などなど。奥からフレブル飼いの看護師さんも出てきてくれて、「フレブルちゃんは誤飲が多いんです。うちのもありますよ。」って言葉をかけてくれた。温かい言葉が胸にしみてありがたかったけど、でもそれとは別に、これからも起こるかもしれない不測の事態を想定して、私は自分の頭を冷やした。

箸とか鉛筆とか、日常使うものは、本当に危ない。いつも気をつけてるつもりなのに、今回も割り箸がどこから落ちたのかもわからないまま。不測の事態の種はいつでもどこにでも転がっている。

リスクをすべて排除することは日常を生きている限りできないことだけど、極力なくす努力をして、起こってしまったら適切に対処できるようにいつも心構えしておこうと、改めて考える一件となった。

そして、今日は改めて見る景色に、さまざまな生き物それぞれのかけがえのなさが心にしみる。

木でできた割り箸が命を脅かすものになるだなんて、野生では狼なんかでも、冬場は木の皮を剥いで空腹を満たしたりもするらしいが、そんなサバイバルな世界と、今私達が生きる世界は、隔絶された存在なのだろうか。

マーベリックには野生のようにたくましい命を素直に発露して生きてほしいと思う一方で同時に、繊細に構築されて、形造られた世界を、命を、共に長く生きていきたいと思う。

共に生きようと望んだのは、犬が先だったか、はたまた私達人間が先であったか。そんなことの真相はわからないけれど、少なくとも、私達には物を言えないこの命とともに生き、慈しみたいと思う渇望がある。

私達が生きやすい様に地球を変え、私達が作った世界に動物を引き込んでいるという現実を前に、私達には、地球と彼らの命すべてに対して、慈しみたいという感情だけでなくて、守らなければならない責任もある。

一方では暑すぎ、一方では寒すぎる、一方では豪雨で、一方では渇水だなんていう、バランスを崩した地球の、今、この空を見上げて、

みんなが伸びやかに、幸せに生きられる地球であってほしいと、切実に

思う

フレンチブルドッグひろば

作成者: Marple

日本の南で、太陽をさんさんと浴びながら、そこはかとなく暮らしています。
I live vaguely while taking the sun brightly in the south of Japan.

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