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猫と羅針盤/粛々と守る

※以下の内容は、2020年4月10日時点のものであり、まだCOVID19がどのようなウイルスであるかよくわからなかったときのものです。当時、一般の人間が右往左往して情報を得ようとしていた記録として残しています

まべ氏、だらだらしています…

イヌだけでなく、ネコも大好きですが、そのネコに心配なことがあり、気にかかっています…


海外の動物の新型コロナウイルスに関するニュースは、日々更新されていますが、昨日、ネットでふいに不穏な動きがあったのは…

4/4に、まべまべぐさ”自粛の土曜日”で報告した、ネイチャーで発表された論文を追うようにして、アメリカの動物園で、ネコ科のトラやライオンがコビッド-19に感染したというニュースが飛び込んできました。

その後、別の論文でも、中国武漢でネコが一定数感染したということを表す抗体が発見されたことが発表されました。ネコ科動物に、このウイルスへの感受性があることを裏付けた形でした。

状況は、何も変わらないのですが、このことが昨日、ネットで取り上げられると、そこから、ウイルスがネコから空気感染するなどの噂が飛び交うという、とても心配な事態がありました。

先日お知らせしたネイチャーの論文も、昨日ネットを騒がせた論文も、ネコ科の動物に新型コロナウイルスの感受性があるとわかったことまでの報告です。

それが、ネコからネコへ、また、ネコからヒトへとウイルスが感染するという証拠は依然として見つかりません。

その個体が感染する事実があっても、それが感染力を持つかどうかは別ものであります。また、仮に感染力を持っていたとしても、その強さや接触の仕方等、考えなくてはいけない要素や条件がたくさんあります。それらのことがまだわかっていない中、噂だけが先走って広まることには、強い危惧をおぼえます。

そうだよね、ネコさん、その通りだよね。

学者の研究は、”そうある事実”を投げ出すだけです。

なによりも、私たちは、現場の獣医師さんたちの言葉を聞きたい。

それが一番、現状の飼育下に即した、現実的で血の通った指針になると思うのですが…

以下に、CNN日本語版の記事より、イギリスとアメリカの獣医師会のコメントを含んだ部分を引用します。

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動物にCOVID―19の陽性反応が出た症例は、米ブロンクス動物園のトラを含め、ごく少数のみ確認されている。ただしそうした症例についても、ウイルスが動物から人に感染することを裏付ける証拠はない。

英獣医師協会は、「動物から人にこの疾患がうつるという証拠はない」「ごく少数の症例から判断すると、犬に症状は表れない様子だが、猫には臨床症状が表れることがある」としている。

ただ、感染者が触れた猫が外に出て、他人になでられることでウイルスを媒介する可能性については、専門家の間でも意見が分かれる。

米国の獣医師学会は、「米国内でペットを含む家庭動物が感染源になり得ると考えるべき理由は現時点で存在しない」と述べ、「COVID―19の感染が確認された家庭からペットを引き離す理由はない」と指摘した。

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出典貼っておきます

https://www.cnn.co.jp/amp/article/35152118.html?ref=app&__twitter_impression=true

不安や疑心暗鬼は、ふとした拍子に、弱いものや小さな命に向かっていってしまうことがあります。

これから先、テレビなどでも、この話題が取り上げられるようになるかもしれませんが、わかっていることとわかっていないこと、事実と可能性とを鋭敏に嗅ぎ分けて、小さな命に粛々と愛を向けていかれたらよいと思います。

目の前のこのかわいい命にも…粛々と…

たいへんだけど、たいへんだけど、なによりも、まずは、私たちがかからないようにすること・・・

それが、すべての命を守ることにつなぐことになるということを改めて思いました。

命があれば、またできる。

今日も粛々と、

#命を守ろう

フレンチブルドッグひろば

作成者: Marple

日本の南で、太陽をさんさんと浴びながら、そこはかとなく暮らしています。
I live vaguely while taking the sun brightly in the south of Japan.

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